タカハシさんが面白過ぎる

この間の「タカハシダイスケinLA」、リピしてたらまるでドキュメンタリー映画を観ているようだと思っちゃって自分が大輔さんを知った当時の事を回想してみたり。

もう11年前のことだから記憶があいまいなことも沢山あるけど。

 

大輔さんの存在を知る前、私の娯楽はもっぱら映画を観ることでした。映画館で観るのとレンタルと合わせて週に4本くらいのペースで観ていたかな。

TVで見るのはテニス、バイクのレース、あとは年に一回NHKで見られるローザンヌの国際バレエコンクールは特別で、録画を何度も見返して楽しんでました。

 フィギュアスケートは極々たまに見る程度。

私にとってフィギュアといえばミッシェルクワンで、男子はエルドリッジの演技が好きだったなあって懐かしく思うくらいのものでした。

 

私が大輔さんの存在を初めて知ったのは、ファンの皆さんが「大遭難」と仰る2005年のモスクワワールド。

たまたまTVをつけたら演技をしている途中だった。

「ん?何やらイケメンぽい。こんな人が日本男子スケーターでいたんだ~。」と。

そして演技を見て、

「あれ?何この人?踊れてる。そうか良家の御子息なのね。バレエの基礎があるみたいだもん。そんな佇まいだし。キリっとした顔してはるし。」とか思った記憶w

なんかね、「ふ~ん。へええ」みたいな感じで見てた。

この時ジャンプをことごとく失敗してたみたいだけど、それより演技が上手いって印象の方が強くて。

だけど大輔さんの結果が出た後、トリノオリンピックは一枠になったとアナウンサーの方が言っておられて、

「え?じゃあ、オリンピックに出るのはホンダ君よね。この子じゃないよね?日本男子と言えばテケシホンダだもん。ホンダに今度こそメダルを獲らせたい。この子はイケメンだから既に人生いい思いしてんでしょ。次の五輪を目指せばいいよ」と、

本当~にテケシ先生にも大輔さんにも失礼で適当な事を思っていた。

うん。この時はまだ大輔さんに魂撃ち抜かれるどころか逆の感情があったかも。

 同じ年の年末には、

「どうしてもオリンピックでこの人の演技が観たい」と拝んでいるとも知らずに。

 

それから大輔さんの存在は忘れていました。

でも、この時から半年後、たまたま惰性で付けてたTVから聴こえてきたんですよ。

アナ「高橋の魅力って何でしょう?」

佐野稔氏「そうですね、一人だけ違うスケート靴履いてるんじゃないかっていうくらい・・・」というような会話が耳に入って、それでTVの画面に眼をやった時が、この方の才能に溺れた始まりだった。

そうだった。

私は悪名高きw佐野さんの解説がキッカケで大輔さんにハマるはめにwwww

佐野さん、あんまりテキトーな事言うもんだから、多くのスケオタの反感を買ってるのかな?だけどそういう訳で私は貴方様にちょびっとの感謝をしておりますw

この時の大輔さんの演技を見た時の衝撃、見終わった後の恍惚感、「おお、あの時の!ついに日本男子もここまでの演技をする人が現れたんだ」と感動したわけだから。

 

そしてこの時のGPF、大輔さんは日本男子初表彰台だったんですよね。

結果を受けての嬉しそうなインタビュー、この時が私にとっての大輔さんのバージンボイスで。これも衝撃だった。

外見からさぞかしキビキビした語り口調だと思っていたら、ほにゃほにゃしておられたからww

なんだ厳しげな顔つきしてんのに、このヤワこい感じ!と。

だけど、すぐ思ったんですよね。この人はもしかして自分に厳しい人で、それが顔に表れちゃうタイプの人かもしれないって。

私はずっと昔カタギの職人に囲まれて仕事をしてきて、そういうギャップのある人を何人も見てきたから。

でもそれは私の勘違いかもしれないwwとも思ったりして。そしたらこの大会のEXだったかな?(うる覚え)修造さんと大輔さんの会話がもっともっと衝撃だった。

修造さんてば、

「タカハシ君のせいでオリンピックが一枠になったからオダ君と2人でオリンピックを争うことに・・・」とかなんとか無邪気に質問してるじゃないの!

私が初めて大輔さんを知った五輪の枠取りがかかったモスクワワールド、試合途中でホンダ君がケガの為に棄権して、そのプレッシャーからあの大遭難となったんじゃないの?きっとあの後かなりしょっぱい思いもしただろう本人に、なんて無碍なお言葉を。。。

この時点ではまだ大輔さんに思い入れがなかった私もこの言葉は聞いててグサグサっときて。だけどこれに対して大輔さん、

「(タケシ君も入れて)3人で。」「僕のせいで一枠になったんですけど・・・」と、何の戸惑いも見せず明るくホンワカ返したのよね。

 

「ホンダ君も目指してます」、というイヤミのない訂正もやってのけて、「自分のせいで」って決して本人にとって気持ちの良くないむしろ都合の悪い言葉をそのまま反復したったの。

修造氏の発言が天然のなせる技なのか、スパッと相手に切り込もうという狙ったものなのかはわからないけれど、どんなに鋭いナイフもフワフワした真綿は切れません、みたいな感じのものを見せられた感。

私、この時「えっ?」って思ったよね。

この時の反応がこれまでに知ってるどんな偉人達とも違って見えたから。なんか新鮮だった。

 

そしてその後、GPF前のスケートアメリカでの再放送を録画出来て、もう完全にドはまりしてしまったんですよね。

 マジでこの大会の演技は何百回見たんだろってくらい当時はそればっかり見てて。だって見る度に繰り返される新鮮な感動があったから。

もう、レンタルビデオ借りてきて、ワイン片手にアンニュイな気取った時間を過ごしてる場合じゃなかった。

 ホントにね、この時から映画を観る機会が減ってしまった。

演技だけじゃなく、大輔さんそのものにもハマってしまったし。

「だから私はこの人が好きなんだな」って思えたことが何度もあったし。

 

 そういう繰り返しで今日まで、ほだされて続けてきた自分www

 

この間の「・・・inLA」で改めて思いました。

大輔さんのリアルな人生のほんの片鱗を見させて貰えることが、人生賛歌のよく出来た映画を観ることより何倍も面白いって。

弱音吐きまくってるんだけど、成し遂げようとしているものが常人はモチロンのこと、自分と同等の、アスリートとかアーティストとか言われる超人達が目指しているものよりも、更に上にあることのアンバランス感。

先駆者だけが味わうことになる手探りの掴めないものへの恐怖心。それをためらうことなく晒す大胆さ。

私はあの番組を見て、大輔さんが踊れることよりも、この事に感動したんですよね。

やはりこの人そのものが奇跡だなと。

ホント、大輔さんが面白過ぎる。

面白過ぎて好き過ぎて困るwww